酸化マグネシウムによる副作用報道について

平成20年11月28日

お取引様各位

フジックス株式会社

酸化マグネシウムによる副作用報道について

謹啓　平成２０年１１月２７日、厚生労働省医薬食品局「医薬品・医療機器等安全性情報」において、「酸化マグネシウムによる高マグネシウム血症について」という発表がなされました。
　それによりますと、「統合失調症や認知症を合併している患者」様などに対して漫然と長期投与されていたり、「高マグネシウム血症による症状と気づかないまま」投与されていたことが、今回の重篤な事態を引き起こした原因と考えられております。
　商品の添付文書にもありますように、腎臓疾患のある方への酸化マグネシウム剤の販売には、一層の注意が必要と思われますが、逆に酸化マグネシウムが直接、腎臓疾患の原因になるとは、考えられておりません。医療機関による健康診断等で特に腎臓疾患が認められなかった方には、高マグネシウム血症の初発症状（悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠等）に注意すれば、引き続き服用していだいて問題ないと、考えております。
　報道機関で広く取り上げられたこともあり、みなさま方には大変ご心配をおかけしており恐縮ですが、以上の点をご理解いただきたくお願い申し上げる次第でございます。

謹白